基本の手順


しののめの基本的な共感サークルは、以下のような手順で行います。

 

サークルの参加者は、ひとりでひとつ、フルセットの共感トランプを手元に用意します。

①チェックイン

準備ができた人から順に、今、感じていることを一人ずつ話す。聞き手は、話し手の話を遮ったり奪ったりせず、ただ無言の共感をしながら聴く。

必要があれば、名前や自分が熱心に取り組んでいることなどを話し、自己紹介をする。

②この場を過ごすためのリクエストをする

サークルの参加者それぞれから、この場を過ごすにあたってしておきたいリクエストを聞く。

 

例)

  • 今日の共感サークルは〜時までに終わりにしてほしい。
  • 途中で退室することがあるかもしれないので、それを知っていてほしい。
  • 初参加でついていけないかもしれないので、ゆっくり進めてほしい。

③聴きあう

共感を受け取りたい人が話し手となり、それ以外の人が聞き手となり、共感トランプを使って共感的に話を聴く。

  1. 話し手が、心が動いた出来事について話す。
  2. 聞き手が、話し手の感情を推測して感情のカードを選び、「Aさんは[感情カードの語]な気持ちでしたか?」と話し手に訊く。話し手は、その問いかけを聞いて感じたことを話す。(話し手が十分聞いてもらえたと感じるまで、これを続ける)
  3. 話し手が、自分の手元の感情のカードから、自分の感情を表すカードを選ぶ。
  4. 話し手が、選んだ感情のカードの語を発表する。
  5. 聞き手が、話し手の感情の原因となったニーズを推測し、ニーズのカードから選び、推測したニーズを「Aさんは[ニーズカードの語]が大事ですか?」と話し手に訊く。話し手は、その問いかけを聞いて感じたことを話す。(話し手が十分聞いてもらえたと感じるまで、これを続ける)
  6. 話し手が、自分の手元のニーズカードから、自分のニーズを表すカードを選ぶ。
  7. 話し手が、対応する感情とニーズのカードのペアを手元でつくり、選んだニーズのカードの語を発表する。
  8. 全員で話し手が選んだニーズの語を、十分味わう。

④チェックアウト

準備ができた人から順に、今、感じていることを一人ずつ話す。聞き手は、話し手の話を遮ったり奪ったりせず、ただ無言の共感をしながら聴く。